万有引力測定用キャベンディッシュのねじり秤
この実験器は,2つの物質の間の万有引力を確認し,万有引力定数を求める事ができます。平衝位置を中心とした振動を2~4分計測することで,万有引力定数を誤差10%以内で求めることができます。平衝位置の測定が短い時間で精度良くできるので,実験時間は解析も含めて,1回の授業時間内で終わります。
鉛の小球が2個ついた軽い棒がタングステンワイヤで吊り下げられ,外側に置かれた鉛の大球との間の引力により位置を変えます。その時の角度を,目盛板ではなく,静電容量式微小変位検出器で測定します。この為付属の測定プログラム(英語版)をPCにインストールし,実験機をUSBケーブルで接続します。この変位センサは,ノイズや測定値の揺れが小さくなっています。PCで測定したデータは,表計算ソフトにエクスポートできます。
変位や新しい平衡位置での振動は,軸に取り付けられたミラーでレーザーポインターの光などを反射させることにより,目で確認できます。
- 鉛大球質量:1kg
- 鉛小球質量:15g
- 大球-小球間引力:<10-9[N]
- 吊り下げワイヤ:タングステン,直径25μm
- 平衡位置での振動時間:約2~4分
- 角度分解能:25μ Radian
- サンプリングレート:0.5,1.0,2.0,5.0,10回/秒
本製品を使った実験の解説
製品マニュアルの記載言語:英語