A15/3とA15/3Sの違いは?

  • A15/3とA15/3Sはどこが違うのですか?
  • 関節の可動域,関節の接続方法が異なり,A15/3Sのほうが大きく動く箇所が多いです。

ご使用時に差がでるような大きな違いについては以下の通りです。

  • 頭蓋:A15/3Sは頭蓋底と環椎がエラスティックコードでつながれており,首の回旋に環椎が連動します。ただこのために頭蓋骨は取り外せません。
  • 肩甲骨:A15/3は肩甲骨がネジで留められており,そこを中心に回転しますが,A15/3Sはネジで留められている部分が無く,より大きく動きます。
  • 手首・肘:A15/3は金具が使われているのに対し,A15/3Sはエラスティックコードでつながれています。ともに回内・回外はできますが,A15/3Sのほうがより柔軟な動きが可能です。
  • 膝:A15/3の膝蓋骨はバネで留められており膝の屈伸に連動しません。A15/3Sはエラスティックコードで上下からつながれており屈伸に連動し膝蓋骨が動きます。
  • 足:A15/3の足根骨はエラスティックコードで接続しているので骨表面が観察しやすいです。A15/3Sは金属ワイヤーでつなげられています。
  • また,A15/3Sは肩甲骨をエラスティックコードで接続している影響で,そのほかのモデルより肩が上がった形状になっています。