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実際の聴診音も多数収録の聴診シミュレーター
『月刊3B』2020年3月号 vol.176
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今月号の内容:
┌──【目次】──────────────────┐
1. 新製品のご案内
~実際の聴診音も多数収録、軽量で移動も簡単な
聴診シミュレーター ~
2. 先生のコラム「時間の物差し」
~自然体・・・~
(一財)健康教育学研究所 所長
元帝京平成大学教授 竹内京子先生
3. 編集後記
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1. 新製品のご案内
~ 実際の聴診音も多数収録、軽量で移動も簡単な
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2. 先生のコラム
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「時間の物差し」
~自然体・・・~
(一財)健康教育学研究所 所長
元帝京平成大学教授
竹内京子先生
解剖学用語で「自然体」とか「自然位」
あるいは「基本姿勢」という場合、
実はちょっと不自然な肢位になります。
足先と顔、臍を前方に向け、
膝・股関節は伸展し、
上肢はだらりと下げて、という
ところまでは、スポーツなどでの
「自然体」定義、身体の力を抜いて
自然に立つ基本姿勢、と合致して
いますが、解剖学的基本姿勢では
手掌が前方に向いているところが
少し違います。
私たちヒトの身体は、通常、肩の
力を抜いて自然に立つと、親指が
前方、小指は後方で、手掌が体側に
向いています。
この状態で手掌だけを前方に向ける
には前腕を回外、すなわち、親指を
外側に回旋させなければなりません。
この時、ちょっとだけですが、
余分な力が必要になるわけで、
この点がちょっと不自然かな、
ということになります。
が、これには生物・脊椎動物の一員
としてのヒトという学問上の理由が
基にあります。
脊椎動物全体を観察し、ヒトの身体が
どのように変わって来たか(進化したが
退化したか)などを考える時に役立ちます。
ヒト(自分)を中心に考えているだけだと
解剖学的になかなか理解が難しいことに
ぶつかり、なんでこうなっているの?
と悩むことで終わってしまうのですが、
このような時、系統発生学あるいは
比較解剖学的に身体を見つめなおして
行くことができると、楽しく物事が
理解できるようになるというメリット
があります。
例えば、腕橈骨筋という、テニスを
するとラケットを握る側がよく発達
する筋があります。
この筋は、解剖学では支配神経の関係
から、関節を伸ばす「伸筋群」の一員
に分類されますが、ヒトでは機能的に
肘の屈曲の主要な筋であります。また
前腕の回内・回外の両方にも働くので、
学生さんたちはしばし混乱します。
そして、私も学生時代に混乱しました。
何しろ、橈骨神経に支配される筋は、
自由上肢背面(後面)にあり、屈曲した
関節を伸ばす筋群である、とまとめて
習うことが多い中での例外だからです。
ちょっと不自然なヒトの基本姿勢は、
ヒトが4足動物と違って、手を使う
ようになった結果の変化か、という
ことを理解したとたんに、混乱は
解消する毎年の楽しい混乱です。
話を「自然体」に戻します。
「身体の力を抜いて自然に立つ」と
言っても、本当にすべての筋が脱力
してしまったら、身体は崩れ落ちて
しまいますし、無駄な力が働いている
場合は、時間がたつにつれて全身が
固まってきて、直立姿勢のままの
転倒に繋がります。
前者は体力が付く、すなわちご飯を
きちんと食べて身体にエネルギーを
入れて運動すれば、自然に問題解決
しますが、後者は体力がある人が
精神的に頑張りすぎることが引き金
になります。
儀式のときの緊張のあまりの転倒や、
大試合が始まったとたん、一瞬にして
投げ飛ばされてしまった、という例は
精神的緊張が姿勢の微調整を不能にし、
自然体を取れなかった結果ともいえます。
心身ともにいつでも「自然体」で行動
するためには、時々一瞬ですけど、
身体のどこかを脱力しながら
姿勢のバランスチェックをするのも
おすすめです。
脱力感覚は、一度身につくとどこの
場所の脱力もできるようになるのですが
できなくてもいろいろな人と話をして、
めげずに試していたら、だれでも
そのうち体得できるようになります。
私は、自然体ポーズで自分の中に
違和感を見つけたら、ちょこっと
ストレッチして、その時できる方法で
ちょこっとケアしておしまいですが、
こうして自分の「自然体」の状態を
知ることに努めております。
長丁場になりそうな「コロナウイルス」
たちとも自然体で対応していこうと
思っております。
では、また来月。
<ご意見をおきかせ下さい>
竹内先生へのご意見・ご感想、コラムで感じたこと、
先生にお聞きしたいことなどもお送りください。
┏▼宛先は、
mag_3b@3bs.jp
まで。お待ちしてます!
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3. 今月の編集後記 by 品
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ドイツで現地の男性が着ていた
Tシャツのワンポイント。
「NISHIKI-GOI」
何をしている人なのか。
その場で声をかける勇気が
なかったために、今でも
気になっています。
それでは今月はこの辺で。
来月号をどうぞお楽しみに!