高機能腹腔鏡シミュレーターが堂々リニューアル
1.製品リニューアルのご案内
ラパロ・アナリティック
精緻な評価機能によって腹腔鏡術のスキル習得をサポートします。左右の手の動きはつぶさに分析されて、数値とグラフによってわかりやすくレポートされます。練習時のボックス内の様子は録画され、分析データと映像が同期して記録されます。組織や臓器を模した様々な実存モジュールに対し外科的手技を行うため、バーチャル式シミュレーターでは得られない本物の感触を得ながらの練習ができます。
これまでも高い評価を得てきた本機ですが、一段と利用価値の高いシミュレーターにリニューアルされました。
リニューアルによる改良ポイント:
● 合計46種類のタスクが練習できる充実のトレーニングプログラム
● 5種類の新モジュール(張力モジュール、基本動作モジュール、剥離モジュール 3 in 1、縫合モジュール、サークル切開パッド)
● 持針器、把持鉗子、剥離鉗子、はさみ鉗子の他に、クリップアプライヤ―が新規追加され、付属器具が5種類に拡充
● 鉗子等の器具類は、マグネット式接続端子で簡単に接続・交換
● 画面上のインターフェースがより見やすく、直感的に使えるものに刷新
価格:4,316,000円+税
2.先生のコラム「時間のものさし」
日々是好日
(一財)健康教育学研究所 所長 竹内京子先生
出かけて遊ぶ時間は無くても ちょっとした気晴らし/気分転換は必要です。 別の言い方をすれば、仕事の合間でも、こまめに「瞬間現実逃避」をするといいかな、という話題提供です。
私にとっては、このコラムに費やす時間が、一種の現実逃避、すなわち脳のリフレッシュの時間帯に当たります。
色々な場面で、チラッと頭の片隅に浮かぶ「コラムネタ」、その時、その瞬間は「このテーマで、来月発信しよう」と、思うのですが、いざパソコンの前に座ったら、その「コラムネタ」が思い出せない事態になることが多い。
またある時は、忘れないように、メモ書きまでしてずっと覚えていたにも関わらず、そのテーマで話題提供する情熱が失せてしまっていることも多い。これは、頭に浮かんだ時の状況と、パソコンの前に座った自分自身の心身状況が違っており、その後の自分が「面白くない」と自分の中で却下しているのです。
しかし、面白いもので、コラムの提出日が近づいてきて、さらに、現実の何かの約束期日が目の前に突きつけられたり、締め切りが積み重なったりした方が、なぜか、意識が横道にそれますが、そのようなとき、コラム作成に突入すると、サクサクと作文ができてしまうことに、いつの頃からか気が付くようになりました。
この脱線は、本務にとっても、パワーアップして戻ってくるので、悪くは無いようです。たまに、ネコの手も借りたいぐらい、いろいろな人に呼ばれて、あちこちかけずりまわることもあります。本当に時間が作れなくて、コラムお休みなんてこともありましたが、全身活動も個人の健康維持には大切な筋トレタイムの場なので、なるべく階段使って、移動中に筋トレやストレッチ入れて、身体のリフレッシュをしております。
この原稿を作成している直前は、2年越しに集めた実験データ1000以上のデータファイルからグラフを作成し、諸データを集計するという自動編集プログラムを使って、第一段階の作業を終えたところでした。
コンピュータは、計算自体は殆ど間違いがないということですが、入力する人や、プログラムを組むのは人間です。また、コンピュータは、その能力以上のデータ処理をさせると、データ処理が途中で止まってしまうこともあり、データが壊れる場合もあります。さらに、データ処理が飛ばされてしまうこともあり、点検は欠かせません。
それで、引き続き、その結果の確認と、グラフ作成に失敗したファイルのやり直し等のチェック処理に追われている最中でしたが、集中力低下を自認したのと、タイミングよく、飼いネコのMT(マイケルタラムスII)が、食餌をねだりに来たので、一気にお休みモードになり、自分の昼食も作って、今月の原稿書きが始まったという次第です。
今は、胃袋に水分とエネルギー源が補給されたら、やる気が戻ってきたような自覚出現、というわけで、瞬間現実逃避からの脱却をはかる、つまり意識を現実世界(研究データの整理確認)に戻そうかなというところです。
最後に、9月10日(旧暦8月15日)夜の仲秋の名月を、自宅のベランダから撮影した月輪つきの写真を添付します。巷では、ちょっと欠けていたという意見も聞こえていましたが、まあ、こんなものかな、と思って撮影した、久しぶりの記念写真です。
太陽とちがって優しいお月さま、一味違う月輪のパワーも感じられます。
日々是好日、これからも楽しくすごせそうです。
では、また、来月。
3.編集後記
息子が中学に入り部活動を始めたので、週末はかなりの割合で練習試合等への送迎で丸一日潰れます。小学校のときはスポーツチームに所属していなかったので、親にとってもなかなかの生活の変化で、まだ慣れませんが、部活が楽しいと言って充実した様子の息子を見ると、こちらも嬉しいというものです。
自分の中高時代を振り返っても、部活があってこその学校生活でした。顧問の先生方への重い負担から、部活廃止論も出ている昨今ですが、運営の在り方の変化は必然にせよ、部活というものが消えてしまわないことを願ってやみません。
By 品