Atlas Jr. 小児ALSシミュレーター
Atlas Jr.は、身長約110cmの5歳児を再現した対小児ALSトレーニングのためのシミュレーターです。REALITi360システムとWi-Fi接続して連動する専用のマネキンです。REALITi360はトレーニング・シナリオをコントロールするとともに、Atlas Jr.のための患者モニター、除細動器、あるいは人工呼吸器となって、バイタルの評価や機器操作のトレーニングまで行うことができます。
Atlas Jr.は胸骨圧迫をリアルな感覚で行える胸郭と経口・経鼻気管挿管に対応するエアウェイを備え、CPRと換気を行ったときのフィードバックがREALITi上にリアルタイム表示されます。頚動脈はREALITiの心拍設定と連動して拍動し、触知できます。IV、IM、IOサイトを持ち、瞳孔の開き具合は三段階で変更できます。
REALITi360付属のダミーのAEDパッド、12誘導のECGリード、ECG電極パッド、パルスオキシメーター、EtCO2センサー、血圧計カフをAtlas Jr.に装着できるので、他の器具を用いることなく、AHA/ERCに準拠した包括的なALSトレーニングを行えます。ICLS,ATLS,ILSなどの研修コースにおすすめです。
Atlas Jr. 小児ALSシミュレーター
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患者シナリオ・シミュレーター、REALITi360シリーズ
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編集後記
ついに子供にスマートフォンを買い与えた。
写真がすごくきれいに撮れる!と、ご満悦だ。
今まで使わせていたタブレットとは光学系が違うので、きれいに撮れる、は間違っていないのだが、きれいな写真を作ってくれている、という面もある。
HDR=ハイダイナミックレンジ により、明るいところから暗いところまで表現された写真を作る技術が使われている。
普通に写真を撮った時、暗くてきれいに写らない部分が出ることがある。
暗い部分も見えるように、光を多く取り込むと、今度は明るい部分が真っ白になってつぶれてしまう。
暗い部分、明るい部分、両方を一枚の写真に収めることは難しい。
そこで、暗い部分が見えるように撮った写真、明るい部分が見えるように撮った写真、それぞれを合成して、全体がきれいに見える写真にする。
これがHDR撮影。
昔はHDR処理のソフトを使うものだったが、最近では、デジタルカメラ、スマートフォンに標準でHDR機能が搭載されている。
HDR以外でも、例えばポートレート撮影では、狙った被写体を認識し、その周囲の映像をデジタル加工でぼかしている。
本来のレンズによるボケとは全くの別物。
作られた写真なので、嘘と言えばそうかもしれない。
しかし、人の目はセンサーよりハイダイナミックレンジなので、加工された写真のほうが、目で見た状況に近いのが悩ましい。
By 英司