電磁場内電子線トラジェクトリ観察機
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電磁場内電子線トラジェクトリ観察機は,熱陰極線から放出される電子線の方向を蛍光スクリーンで観察するための機器です。
真空管内で発生した電子線は,底部の蛍光スクリーンに当たり,緑色の輝点を発生させます。平行板電極に機器内蔵のノコギリ波電圧発生機(ランプ電圧)を接続すると電子線が曲げられ,一定の速度で蛍光スクリーンを水平に掃引していきます。輝点はスクリーンの端部まで進むと(ノコギリ波電圧なので)反対端に一瞬で戻ります。この掃引の周波数は調整できます。平行板電極には外部電圧を印加することも可能です。
縦方向の電圧情報は,真空管外部のコイルによる磁場により与えられます。磁場に従って電子線が変更するため,電圧情報を見ることが可能となります。この時間に従った電場による横方向の掃引と磁場による縦方向の波形の合わさったものが,管面に表示されます。
コイル2個をスクリーン平行面のx-yに配置することでリサージュ図形の観察も可能です。
- 陽極電圧:250,400V,直流
- 陽極電流:1 mA
- フィラメント電圧:6V~8V,直流または交流,0.3A
- ウェーネルト電圧:0~50V,直流
- 偏向板寸法:12x20mm
- 板間間隔:12mm
- 電気偏向感度:0.2mm/V
- スクリーン直径:100mm
- 陰極管長さ:260mm
- 充填ガス:ネオン
- ガス圧力:10^-4hPa
- 掃引周波数:10Hz~200Hz,連続可変
- 偏向コイル3本:各600回巻,センターピックアップ付き
その他の必要な機器
- 直流電源装置,0~500V
- 交直両用電源装置,0~25V,6A
- コンピュータインターフェース付き関数発生器
製品マニュアルの記載言語:日本語,英語,ドイツ語