剥離・縫合練習用三層モデル
剥離トレーニングを繰り返して行うことができます。繰り返して行うことができる理由は,使用しているJPTC樹脂の特性を利用しているためです。
素材の自己粘着性を利用することで,剥離した層を指で押さえると再び元の状態に戻り,剥離トレーニングが繰り返し行えます。
剥離した層若しくは,切ったところを縫合トレーニングができます。例えば,一層と三層の間にある二層の縫合トレーニング又は二層と三層の縫合トレーニングも行えます。
この三層モデルのもう一つの大きな特徴は超音波凝固切開装置で切開ができることです。動植物の素材以外では当社の製品が初めて可能としました。
動植物の素材ではありませんので水分はありません。匂ったり腐ったりすることなく,冷蔵庫で保管する必要性はありません。消費期限もなくトレーニングする場所,使用機器及び手などを汚すことはありません。
組織の剥離トレーニングを究極的に追求し,縫合トレーニングができる三層モデルが完成いたしました。
モデルの底には自己粘着性の特性がありますので,ボックス内で直ぐに固定ができます。クリップやピンを使う必要性はありません。
早川俊輔先生(名古屋市立大学 消化器外科分野 病院助教)より三層モデルについて御感想をいただきました。
モデルの底には粘着力があり,固定するような器具も必要ありません。
2mmの厚さに3つの層が存在し,層同士は粘着性があるため,ドライラボで層の剥離練習を繰り返し行なうことができます。また,それぞれの層を漿膜-筋層-粘膜に見立てることで,腸管吻合の訓練も繰り返し行なうことができます。若手研修医の練習キットとしては最適な製品です。
ご注意
- モデルで練習が終わりましたら,専用ケースに入れて保管してください
- ボックスや設置場所が汚れているとモデルの劣化につながります
- アルコールや酸,アルカリなどの薬品が付くと劣化につながります
- 粘着面を新聞やコピーされている紙に置くと印刷がモデルに移行します
- 書類に置きますと,粘着で取れなくなることがあります
- 車のダッシュボードに置くと,熱によって劣化します
- モデルをケースから取り出す際は,モデルの端からゆっくりと剥がしてください
- モデルはケースに入れて,冷暗,日が当たらない場所で保管してください
- お子様の手の届かないところで保管をしてください
- 食することはできません
説明書なし