イヌの全眼球摘出術
松田教授のよくわかる獣医外科基礎講座 第9弾
- 眼内出血性の全眼球炎を疾患したイヌのQOLを考慮した経結膜法による全眼球摘出術!
- 検査,診断,実際の手術をほぼノーカットで収録!執刀医自らの解説入りで分かりやすい!
眼球摘出術は,細菌感染症・眼内腫瘍・緑内障などに対応する術式で,迅速かつ確実な診断および施術が求められます。今回の症例は9歳の雑種のイヌで,緑内障から牛眼症となり,眼内出血を伴う全眼球炎に至り,全眼球摘出術を行うことになりました。術前の検査により,腫瘍や感染がないと診断されたため,飼い主の要望と,QOLを考慮し,経結膜法による全眼球摘出術を選択しました。
このDVDでは,イヌの全眼球摘出術における診断,そして経結膜法による全眼球摘出術を,松田教授自らが執刀し,ほぼノーカットの映像で丁寧に分かりやすく解説。適応症の解説に始まり,眼内エコー検査を用いた診断,術法の解説,そして術後の管理まで,重要なポイントを詳細に説明しており,映像を観て,理解しながら学べる内容となっております。
監訳:
松田浩珍(東京農工大学大学院農学研究院教授/元米国エール大学医学部招聘客員教授)
*指導・解説・協力者等の所属は発売時点のものです
収録内容(61分)
イヌの全眼球摘出術における診断
- 適応症と術法概略
- 眼内エコー検査
- 診断
イヌの全眼球摘出術
- はじめに
- 外眼角の切開
- 強膜に支持糸を掛ける
- 結膜切開
- 眼球にある筋肉を全て切断
- 視神経の切断
- 眼球の摘出
- 眼動脈および分枝の止血
- 粘膜の切除
- ゼラチンスポンジを埋入
- 結膜の縫合
- 皮膚の縫合
- まとめ