イヌの肥満細胞腫摘出術
松田教授のよくわかる獣医外科基礎講座 第10弾
ネオアジュバント療法から外科的摘出,術後のアジュバント療法まで治療の流れを分かりやすく解説!
大好評の「松田教授のよくわかる獣医外科基礎講座」第10弾は,イヌの後肢,肥満細胞腫摘出術です。肥満細胞腫は,その処置に関して様々な方法があるにも関わらず,確定的な診断・治療が非常に難しい腫瘍の1つです。今回の症例は,後肢にグレードⅠの肥満細胞腫のあるイヌで,術前にプレドニゾロンの経口投与を続け,腫瘍の縮小を促した後に,摘出手術を行いました。また,膝窩リンパ節のバイオプシーにより,リンパ節への転移が疑われたため,腫瘍摘出と同時にリンパ節の郭清を行いました。
このDVDでは,松田教授自らが執刀し,ほぼノーカットの映像で丁寧に分かりやすく解説。肥満細胞腫の概要と,その一般的治療法についての解説に始まり,バイオプシーによる診断,肥満細胞腫摘出術のポイントの説明,リンパ節の郭清,術後の管理,そしてバンテージまでを映像を観て,理解しながら学べる内容となっております。
監訳:
松田浩珍(東京農工大学大学院農学研究院教授/元米国エール大学医学部招聘客員教授)
*指導・解説・協力者等の所属は発売時点のものです
収録内容(59分)
イヌの肥満細胞腫の診断
- 肥満細胞腫について(原因,臨床ステージ,組織学的グレードなど)
- 一般的治療法について(ネオアジュバント療法,外科的摘出,アジュバント療法)
- 診断
イヌの肥満細胞腫摘出術
- 皮膚切開
- 皮下組織切開
- 腫瘍摘出
- マージンの確認
- 洗浄
- 皮下組織縫合
- 皮膚縫合
リンパ節の郭清
- 皮膚切開
- リンパ節を露出し結紮
- リンパ節を切除
- 洗浄
- 皮下組織縫合
- 皮膚縫合
バンテージ
- 抗生物質,創傷保護剤(ガーゼ),ストキネット,バンテージ
まとめ
- 肥満細胞腫摘出術の注意事項,術後の管理