疲労感
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疲労感という言葉で表現される症状の中身は患者によって様々であり,その鑑別診断は極めて幅広いものであるといえます。疲労感の臨床診断推論では,まず詳細な問診から患者が訴えている疲労感が具体的にどのような状態を意味しているのか検討した上で,鑑別診断を進めていくことが重要です。この番組では,疲労感の背後に潜む原因疾患のあらましについて確認するとともに,実践的な思考法が身につくよう,疲労感を主訴とする3つの症例(大うつ病性障害,薬剤性の疲労感,悪性腫瘍)について,仮説演繹法による臨床診断推論の具体的な進め方を紹介します。
収録内容
- イントロダクション 0:46
- 疲労感を主訴とする疾患 5:25
- 症例1(26歳 女性) 8:33
- 症例2(41歳 男性) 5:34
- 症例3(72歳 男性) 5:05
- エンディング 0:54
収録時間:27分
2013年
臨床診断推論入門 全10巻セットに含まれます。
臨床診断推論入門シリーズ
医師が臨床現場で的確な診断をするために,豊富な知識と経験に加え,臨床診断推論能力を身に付けることで素晴らしい効果が期待できます。しかし,日本の医学教育の現場では,限られた授業数の中で臨床診断推論に時間を割くことが難しく,臨床実習の場における実際の症例で学ばざるを得ないことが少なくありません。本シリーズでは,臨床診断推論についてわかりやすく説明し,日常の診療でよくみられる症例で具体的な臨床診断推論の進め方を紹介します。