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失神

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失神は救急外来でよく見られる主訴の1つです。失神をきたす病態は脳全体の一過性低灌流ですが,これとは異なる病態から失神に類似した症状を呈する疾患もあります。このため失神を主訴とする症例の鑑別診断では,まず患者の訴える症状が本当に失神であるかどうか検討することが重要です。この番組では,失神を主訴とする症例で想定される原因疾患のあらましについて確認するとともに,実践的な思考法が身につくよう,失神を主訴とする3つの症例(神経調節性失神,痙攣発作,心原性失神)について,仮説演繹法による臨床診断推論の具体的な進め方を紹介します。

収録内容

  • イントロダクション 0:42
  • 失神を主訴とする疾患 6:52
  • 症例1(29歳 女性) 7:01
  • 症例2(52歳 男性) 6:10
  • 症例3(73歳 男性) 5:53
  • エンディング 0:57

収録時間:28分

2014年

臨床診断推論入門 全10巻セットに含まれます。

臨床診断推論入門シリーズ

医師が臨床現場で的確な診断をするために,豊富な知識と経験に加え,臨床診断推論能力を身に付けることで素晴らしい効果が期待できます。しかし,日本の医学教育の現場では,限られた授業数の中で臨床診断推論に時間を割くことが難しく,臨床実習の場における実際の症例で学ばざるを得ないことが少なくありません。本シリーズでは,臨床診断推論についてわかりやすく説明し,日常の診療でよくみられる症例で具体的な臨床診断推論の進め方を紹介します。