子どもの「本当の思い」を引き出す保健室コーチング
- 子どもたちが本当に言いたいこと,表現したいことがわかる!
- 脳の習性・本質を理解することでみえてくる!子どもたちの思いを引き出すアプローチ!
- 養護教諭としてのステップアップを望むあなたに!
- 授業・休み時間でも使える豊富なグループワークを収録!
「先生,あたしって孤独なのかも・・・」
例えば生徒がこんな話をしてきたとき,どう返答しますか?世に数多あるスキルやテクニックでは,相手のことばに寄り添い,受容と共感を心がけることが正解になります。「あなたは孤独なのね・・・」というように。しかし桑原氏はこう言います「あなたは自分のことを孤独だと思ったのね」 が正解であるべきだと。脳と言葉のカラクリを紐解くことで,みえてくる子どもたちが伝えたい「本当の思い」。
この保健室コーチングでは,単にスキル・やり方を習得するのではなく,「どうして人間は悩みを抱えるのか?」「何を悩んでいるのか?」という人間の性質・脳の仕組を本質的に理解することからスタートします。脳科学・認知科学・心理学の視点から「言語の影響」「変化の本質」を理解し,保健室でのアプローチに活用することは,スキルを覚えることよりもはるかに効率的であり有効なことです。
「子どもたちが本当に言いたいこと表現したいことは何なのか?」「コトバの裏にある本当の思い,真意は何なのか?」「どのようにして子どもたちの思いを引き出していけばよいのか?」授業の休み時間である10分間という短い時間に,如何にして効果的にアプローチをしていくのか?是非,このDVDを繰返し観て学習してください!
- 実演・解説:桑原 規歌(ハートマッスルトレーニングジム 塾長)
- 「受容と共感だけでは通用しなかった」ものの,NLPを学び成功体験を得た桑原氏。 自身の経験を基に,現在は養護教諭向けに全国各地で研修・講演を行っています。 また,桑原氏主宰のハートマッスルトレーニングジムでは各種教育プログラムを提供されています。
*指導・解説・協力者等の所属は発売時点のものです
W63646 保健室における心のアプローチ 基礎編(53分)
アプローチのための視点
NLPとは?保健室コーチングとは?コーチング的アプローチとカウンセリング的アプローチ双方の効果と違いは?をはじめとして,NLP(脳科学)からの視点,その基礎と生徒サポートの流れを解説します。子どもの思考や行動を支配しているプログラムを見出す手法と考え方を身に付けられます。そのための理解を促すワークも行われます。
- はじめに
- NLPについて
- 基本となる脳のしくみ(1)意識と無意識
- 基本となる脳のしくみ(2)焦点化の原則
- 基本となる脳のしくみ(3)空白の原則と質問の効用
- この章のまとめ
W63647 保健室における心のアプローチ 実践編1(75分)
心を開くペーシング
相手の内面観察とその状態に寄り添うペーシング,その結果としてのラポールの形成までの理論をグループワークを通して体感・理解できます。子どもの個性類型V・A・Kの理解とそれに即した対応の仕方についてじっくり解説しています。
以下本編より:
人間は,相手との関係を無意識レベルにおいて,安心感のアンテナでキャッチする,これがラポール。ラポールのためにはペーシングが大切であり,そのために呼吸ペーシングは非常に有効。より深いペーシングのためには観察力が絶対的に必要。 そして,それらの理解をしたうえで,最終的にはスキルより,相手をどう扱っているかが決め手となるのです。
- ラポールとは?ペーシングとは?
- 何にペーシングするのか
- 非言語に本音は現れる
- ワーク 観察力の強化トレーニング(1)
- ワーク キャッチボール
- ワーク 話を聴こう
- 呼吸ペーシングとその重要性
- ワーク 呼吸ペーシングを体験しよう
- 五感の使い方へのペーシング
- 視覚(V)・聴覚(A)・体感覚(K)という個性類型と各々の特徴
- ワーク 意識の位置による「呼吸」の違いを体感しよう
- V・A・Kについてのまとめ
- ワーク 森林浴をしよう!(目を閉じて感じたイメージは?)
- この章のまとめ
W63648 保健室における心のアプローチ 実践編2(75分)
コトバのからくりを聴き取り 思い込みを解除する
話を聴くこと,というのは相手の「ソン○○」を「ショ○○○」することである。まずは,人の話す「コトバ」特に子どものコトバというものが相手に思いを伝える際にどれだけ曖昧な手段であるのかを理解します。そしてコトバに反応せずに,こどもの一次体験,つまり『本当の問題や思い』を引き出すことが重要です。そのために必要な傾聴センサーについても解説します。
以下本編より:
保健室に来た子どもの話を,どんな目的をもって聴いていますか? そのとき,どこに注意を向けて聴いていますか?子どもと向き合うプロであれば,子どもの感情と同一化してはいけません。同一化は子どもの近所のおばさんがすればいいことです!子どもの思い込みを解除する,思い込みに気付かせるための確認が肝心なのです。
- 傾聴とは
- 何を聴くのか?(一般的な傾聴とはちょっと違う)
- ワーク 楽しいお話聞いてね!
- ことばが相手に伝わらない理由
- ワーク 私の言うとおりに描いてちょうだい!
- ワーク 私が見たこと伝えてちょうだい!
- 体験が言語になる過程
- 事実と解釈
- 子どもたちの「問題」をどうとらえるか?
- 傾聴しながら,確認する
W63649 保健室における心のアプローチ 実践編3(67分)
行動化につなぐ効果的なコトバの使い方
「頑張ろう」「気を強く持って」「様子を見よう」「我慢しなくてもいい」などポジティブだけれども,抽象的な言葉がけでは,具体的行動を促すことはできません。具合的にはどんなコトバでコミュニケーションをするべきなのかを,攻めと責めから出る「why?」,未来と解決を導く「How,What」。その違いを例に理解を進めます。心を開かない子ども達とのラポールについても解説します。
以下本編より:
質問の目的を明確にしましょう。そして子どもの返答に対するジャッジはしないこと。生徒の判断が正しいか正しくないか,良いか悪いかという思考ではなく,機能しているかしていないか,適切か適切ではないかを考えさせましょう。質問の質がその子の人生の質ともなるのです。
- 脳のしくみの復習
- 焦点と空白を考慮したコトバのかけ方(1)(肯定語の効用)
- 焦点と空白を考慮したコトバのかけ方(2)
- 「問題」を「学びのチャンス」として捉える
- ワーク 追い詰めろ!(大人)
- ワーク 解決策に焦点を当てよう(大人)
- ワーク 追い詰めろ!(子ども)
- ワーク 解決策に焦点を当てよう(子ども)
- 保健室でよくあるこんな場面
- スモールステップで行動化する
- ワーク スケーリングを体験しよう
- 質問に答えられない子ども達とは
- この章のまとめ
W63650 アイデンティティを掘り下げよう(57分)
養護教諭である自分。本当の目的と目標,その意味を確かめる。
以前から『養護教諭とは何か?』という課題があります。
そしてあなたは,なぜ養護教諭なのですか?多忙な毎日の中で,目の前の仕事をこなすことが精一杯になってしまったときや迷いが生じた時こそ,あなたの「BE」そして「願いの源泉」を思い出すことが前に進む力となります!BEを,明確にしないままでは,どんなDOも本当の意味で機能することはありません。これらを確かめておかないと今後の職務に一貫性を欠く事につながります。 自分はどんな養護教諭であるのかを確立したとき,それに則った保健室経営をすることになるでしょう。今後,養護教諭として30年でも数年でも,たった一年であっても,確固たる自信を胸に歩んで欲しいという桑原氏の思いが詰まっています。生徒・保護者・学校・家庭,いつでもブレない自分にとっての北極星とも呼べる価値観を確かめましょう。
- 養護教諭としての「自分」を知る
- 養護教諭としての「願い」を明確にしよう
- 養護教諭としての「願い」を深める BIG QUESTION 1
- 養護教諭としての「願い」を深める BIG QUESTION 2
- 「アイデンティティ」 一貫性を持って生きる