不器用な子どもたちの感覚運動指導 ~ 不器用の背景と解決策を考えよう ! ~
保育や学校の現場で日常的に展開できる取り組みを紹介!
問題の背景を理解し,ねらいをもって楽しく指導する!感覚運動遊びの実践!
感覚運動機能の視点で不器用な子どもたちの課題を見つける!
講師:中尾 繁樹(なかお しげき)
- 関西国際大学 教育学部教育福祉学科 教授
- 同志社女子大学大学非常勤講師
- 神戸総合医療専門学校非常勤講師
- 日本LD学会特別支援教育士スーパーバイザー
- 神戸市他多数の地方自治体の専門巡回相談員
- 元 文部科学省「学習指導要領改善のための調査研究」委員
- 元 日本小児科学会「学校保健と心の問題委員会」専門委員
今回のDVDでは,最近の子どもたちの示す不器用さの問題を取り上げ,感覚運動機能の視点で不器用な子どもたちの困っている背景を体系的に説明し,課題を改善・克服するための活動について実技や実践例を交えて紹介しています。
感覚運動指導は,できるように訓練するのではなく,遊びとして提示する中で,子どもの適応反応を見ながら内容を選択していく必要があります。
このDVDでは,活動のねらいや指導の着目点を解説し,日常場面や体育指導,保育現場などで展開できる活動を紹介していますので,すぐに実践にお役立ていただける内容です。
また,ここでご紹介する活動を参考にして,それぞれの現場に合うように様々な形で活動を展開していただければ幸いです。
※本DVDは,2017年3月に行われた中尾繁樹先生のセミナーを収録したものです。
※講演の前半で,音声環境の影響により一部ハウリングが発生する箇所がございます。予めご了承ください
セミナー参加者の声(一部抜粋)
- 身近なものでできる活動のアイディアをたくさんいただき,とてもためになりました。意図をもって遊びを取り入れることの大切さを再確認しました。
- 具体的で実技もあり,分かりやすかったです。もっと勉強してさっそく指導に活かしたいと思います。
- 日常動作の中で子どもにあった課題をみつけて,子どもたちが訓練だと感じないような指導を目指したいと思います。
不器用さと感覚運動機能(85分)
- イントロダクション
- 最近の子どもたちの様子
- 不器用さとは
- 不器用の定義
- 感覚運動機能の問題
- 不器用な子どもたちの特徴
- 運動面の問題
- 実行機能
- ボディイメージ
- 学童期以降の問題
不器用さの原因と具体的指導事例(82分)
- 不器用さの原因
- どのような原因があるか
- 覚醒水準の問題
- 巧緻運動の基盤の低下
- 両側の協調性の低下
- ボディイメージが未確立
- 視覚と運動感覚の統合が不十分
- 幼児期の不器用さの把握と現状
- 具体的指導事例
- 姿勢と運動とこころ
- 「軸を作る運動」の背景
- 学習に向かう力を育てる
- 感覚統合を意識したアプローチ
- 実践例から見る具体的取組
不器用さを改善するための活動プログラム(66分)
- 身体的基盤を整える指導
- 柔軟性とバランスのチェック
- 姿勢をしっかりさせる指導
- ものをしっかり受け止めるようになる指導
- 身体の正中線,重心が自覚できるようになる指導
- 手で身体を支え,前進させる指導
- 姿勢を支え,スムーズに姿勢を変える指導
- バランスを養う指導
- ジャンプの指導
- 歩く指導
- 走る指導
- 行進の指導
- 四肢,両側の協調を高める指導
- 目と手の協応を促進する指導
- 体つくりの基本となる指導
2017年