操体法入門
操体法の診断の大きな特徴である動診は,からだを動かして,感覚を分析する診断法です。その動診を行う上で最も基本となるのが,連動です。からだは局所が動けば全身が連動して動いてきます。 この連動のメカニズムは,操体法の創始者である橋本敬三医師の「運動系は中枢神経を介し,合目的に連動装置になっている」という考えを踏まえて,その弟子である三浦寛氏が40年の操体臨床を通して1つ1つ解明し続けてきたものです。この「連動」というからだの診かた捉え方が理解できると,からだを診る視点が変わり,あらたなる診断,治療の可能性が広がります。
DVDでは「局所と全身とが相協調的に作動しあう連動のメカニズム」を紹介した上で,連動をどのように臨床に応用しているのかを4つの症例を示し紹介していきます。
出演:
三浦 寛
操体法入門の内容(118分)
基本編
- 上肢の押し込み
- 両上肢の押し込み
- 左手および前腕の外旋,内旋
- 両手合掌,両手首前腕の左回旋・右回旋
- 右手関節の尺屈,トウ屈
- 両手関節の尺屈,トウ屈
- 左手関節の背屈,掌屈
- 右上肢の引き込みと押し込み
- 右下肢の求心性加力短縮
- 右下肢の遠心性加力伸長
- 右足関節の外反・内反
- 左足関節の外転・内転など
臨床編
- 五十肩
- メニエール病
- 神経性の腹痛
- 頚肩腕症候群