アナトミー・トレイン Series 2
アナトミー・トレインとは,体中に張り巡らされた筋・筋膜の網を通して組織の緊張が伝わることにより,どのように姿勢と動作の安定を得られるかを解明する画期的な理論です。今回のシリーズでは新たに4つのラインを取り上げています。このDVDは,トム・マイヤーズの解説と実演を見せるだけのプログラムではなくレッスン風に各テクニックを丁寧に指導。患者のコメント,トムが与える手技や治療者の身体の使い方についての注意など,そのすべてがあなたの学習をバックアップ。それぞれのライン(経路)のテクニックを充分にマスターでき,自信を持って実践することができるよう工夫されたプログラムです。
- 実技・解説:トム・マイヤーズ(アイダ・ロルフ,モシェ・フェルデンクライスなどから直接指導を受け,30年以上に渡り,欧米諸国のみならず世界各国で 統合的なマニュアルセラピーの治療を行う。)
- 監修:福井 勉(文京学院大学保健医療技術学部教授・理学療法学科長)
*日本語吹替版
*指導・解説・協力者等の所属は発売時点のものです
W39430 第1巻 ショルダー&アーム・ライン(75分)
腕には4つの筋膜経路があり,そのすべてが体幹から指先へと続いているが,脇の下のどこに位置しているかで,それぞれ名前が異なる。アームラインは肩を通ってまっすぐに伸びていて,上腕から前腕を上から下まで4等分するような形になっている。従って,それぞれのラインの終着点は,親指,手のひら,手の甲,小指になる。
- ヒトの肩と腕
- 評価
- 骨格の構造
- 腕vs脚
- 肩甲骨”X”
- アームライン概要
- SFALテクニック
- DFALテクニック
- SBALテクニック
- DBALテクニック
- まとめ
W39431 第2巻 ファンクショナル・ライン(66分)
ファンクショナル・ラインは2つあり,それぞれが一方の上腕骨と反対側の大腿骨をつないでいる。腕から足へ行くか,あるいは足から腕へ行くか,向きはどちらでもかまわないが,大胸筋の下の端,つまり上腕骨からスタートし,第5肋骨の上を通り,腹直筋の外側を通り,第5肋骨から恥骨結合につながる。恥骨のところで交差し,反対側の長内転筋と一緒になり,さらに大腿骨の後ろ側を通り,粗線と合流する。
- フロントファンクショナルラインのテクニック
- バックファンクショナルラインのテクニック
- 強化のためのテクニック
- 診断とシークエンシングテクニック
- まとめ
W39432 第3巻 ディープ・フロント・ライン1(96分)
ディープ・フロント・ラインは,ピラティスのインストラクターや理学療法士,ロルフィング施術者が,これに含まれる筋肉と筋膜組織をコアと言うため,コア・ラインと呼ばれることもあり,ディープ・フロントラインと呼ぶのは,このライン(経路)が,脊椎前面を上方向に伸びているからである。下肢では,アーチから鼠径部までの複雑なルートを通るが,基本的には,足の内側を上方向に伸び,外側を通るラテラル・ラインと互いにバランスを取り合っている。
- ディープ・フロント・ライン
- 下腿の構造
- 下腿のテクニック
- 大腿の構造
- 大腿のテクニック
- 鼠径部と腰筋
- 鼠径部と腰部のテクニック
- 下部後部ライン
- 深層外旋筋
- 終わりに
W39433 第4巻 ディープ・フロント・ライン2 (65分)
このディープ・フロント・ラインプログラムのパート2では上体のテクニックについて取り上げている。体幹では,骨盤から上へと頭部まで伸びているが,ここは,胸部と腹部の,多くの組織が付着する場所でもある。
- ディープ・フロント・ライン
- 腰筋の復習
- アブドミナル・バルーン
- 臍
- 肋骨弓下/横隔膜
- 呼吸の利用
- 小胸筋
- 斜角筋
- 頚長筋