METアクティブ・モビライゼーション
マッスルエナジーテクニックは,主動筋の等尺性筋収縮後のリラクセーションおよび拮抗筋の相反抑制を利用する手技であり,関節の可動性を改善して正常な対称的な姿勢を再獲得することから,体性機能異常に対する能動的治療,いわゆるアクティブ・モビライゼーションに分類されます。治療目標は,身体の正しい力学的・生理的機能の回復にあります。このDVDでは,マッスルエナジーテクニックの基礎理論と共に,今回は臨床応用例として,「骨盤帯機能異常」と「脊椎機能異常」における評価と治療の技術,そして治療の手順を,「筋膜リリーステクニック」でもお馴染みの竹井仁氏の実技と解説で詳しく紹介しています。生体力学的な関節機能異常などの症状の緩和・改善のために是非マスターしてください。
実技・解説
竹井 仁 PT, OMT, PhD(首都大学東京 健康福祉学部 理学療法学科 准教授)
*日本語吹替版
*指導・解説・協力者等の所属は発売時点のものです
W39485 MET概論/骨盤帯機能異常編1(50分)
この巻ではマッスルエナジーテクニックの基礎理論と,骨盤帯機能異常が起るメカニズム,そして恥骨結合の機能異常評価の方法,治療手技について取り上げている。
- マッスルエナジーテクニック概論<解説>
- 骨盤帯機能異常の評価から治療<解説>
- 利き目検査(dominant eye test)
- 静的検査:静止立位姿勢での検査
スクリーニング検査
- 立位体幹前屈検査(standing forward bend test: StFBT)
- 立位同側運動検査(standing ipsilateral kinetic test: SIKT)
- 坐位体幹前屈検査(sitting forward bend test: SiFBT)
- 圧縮検査(squish test)
恥骨結合の機能異常評価と治療
- 恥骨結合の機能異常評価
- 右恥骨頭側変位に対する治療
- 左恥骨尾側変位に対する治療
W39486 骨盤帯機能異常編2(58分)
この巻では,仙骨および寛骨の機能異常評価の方法とマッスルエナジーテクニックを用いた治療手技について取り上げている。
仙骨の機能異常評価と治療
- 仙骨(仙腸関節)の機能異常評価
- 静的検査と動的検査:腰椎伸展検査Lumbar Extension Test (LET)
- 動的検査:腰椎屈曲検査Lumbar Flexion Test (LFT)
- 左斜方軸の仙骨前方左へのねじれに対する治療
- 右斜方軸の仙骨後方左へのねじれに対する治療
- 左右対称の仙骨屈曲に対する治療
- 左右対称の仙骨屈曲に対する別法
- 左右対称の仙骨伸展に対する治療
- 左右対称の仙骨伸展に対する別法
- 一側仙骨屈曲に対する治療
- 一側仙骨伸展に対する治療
寛骨の機能異常評価と治療
- 寛骨(腸仙関節)の機能異常評価
- 左寛骨上方変位に対する治療
- 右寛骨下方変位に対する治療
- 右寛骨前傾に対する治療
- 右寛骨前傾時の股関節に対する治療
- 左寛骨後傾に対する治療
- 左寛骨後傾時の股関節に対する治療
- 右寛骨outflareに対する治療
- 左寛骨inflareに対する治療
W39487 脊椎機能異常編(84分)
この巻では,脊椎機能異常が起るメカニズム,そしてその評価の方法,マッスルエナジーテクニックを用いた腰椎・胸椎・頚椎の治療手技について取り上げている。
- 脊椎機能異常の評価から治療<解説>
- 脊椎機能異常の評価
- 1 脊椎弾力性検査(Spinal Spring Test:SST)
- 2 胸椎横突起・腰椎肋骨突起・頚椎下関節突起の触診
- 3 動的検査
腰椎の機能異常評価と治療
- 腰椎:Type 1 機能異常NSR of L2 to L4の治療
- 腰椎:Type 2 機能異常FRSR of L3 on L4の治療
- 腰椎:Type 2 機能異常ERSR of L3 on L4の治療
胸椎の機能異常評価と治療
- 胸椎:Type 1 機能異常NSR of T5 to T8の治療
- 胸椎:Type 2 機能異常FRSL of T5 on T6に対する治療
- 胸椎:Type 2 機能異常ERSL of T5 on T6に対する治療
- 胸椎:Type 2 機能異常FRSL of T2 on T3の治療
- 胸椎:Type 2 機能異常ERSL of T2 on T3の治療
頚椎の機能異常評価と治療
- セキュリティテスト
- 頚椎:Type 2 機能異常FRSR of C4 on C5の治療
- 頚椎:Type 2 機能異常ERSR of C4 on C5の治療
- 頚椎:C1/C2 (A/A)機能異常の治療
- 環椎後頭関節:C0/C1 (O/A)機能異常の治療