マニュアルセラピー <腰椎> 〜クリニカルリーズニングに基づいた理学療法〜
患者の問題を解決するため,効率的かつ効果的な理学療法を実施するには,優れた検査・治療技術に加え,クリニカルリーズニング(臨床における諸現象を理解するために,得られた情報を理論的に分析・解釈し,未知の事柄を判断し決定していく過程)のスキルが不可欠となっています。そこでこのDVDでは「腰椎」に焦点をあて,クリニカルリーズニングにもとづいた治療プロセスを,問診から各種検査,治療まで詳しく紹介しています。
第1巻 主観的検査・客観的検査(80分)
- クリニカルリーズニングとは
- マニュアルセラピーの流れ
- 模擬患者に対する主観的検査の実際
- イリタビリティ
- 主観的検査の項目
- 主観的検査の実際
- ボディチャート
- 症状の24時間の動向
- 症状の増悪因子
- 軽減因子
- 客観的検査
- 客観的検査とは
- 症例を想定した客観的検査の実際
- 立位 自動運動(屈曲→伸展→側屈→組み合わせ運動)
- 座位 回旋
- 立位 神経学的検査:S1神経根
- 背臥位
- ニューロダイナミックテスト(PNF,SLR)
- 神経学的検査(反射,筋力,感覚)
- 鑑別診断(仙腸関節のスクリーニング)
- 腹臥位
- ニューロダイナミックテスト(PKB)
- 触診
- 他動椎間副運動(Central PA, Unilateral PA, Transverse Pressure)
- 再評価
- 側臥位
- 他動椎間生理学的運動(屈曲-伸展,側屈,回旋)
- 再評価
第2巻 他動運動による治療(70分)
- 治療(講義)
- マニュアルセラピーの適応
- ムーブメントダイアグラム
- 痛みによる制限
- 抵抗による制限
- スパズムによる制限
- 他動運動のグレーディング
- 制限因子による分類-治療としてどこまで動かすべきか?
- 痛みによって運動が制限されている場合
- 痛みが抵抗よりも優位な場合
- 抵抗が痛みよりも優位な場合
- 抵抗によって運動が制限されている場合
- 治療の実際
- 模擬ケースの治療
- 模擬ケースの治療の考え方
- 副運動を用いた治療
- Unilateral PAテクニック → 再評価
- 伸展位でのUnilateral PAテクニック×2 → 再評価
- 伸展位・右側屈でUnilateral PAテクニック×2 → 再評価
- 他動椎間生理学的運動を用いた治療
- 右回旋 → 再評価
- 一般的なケースの治療
- 他動椎間生理学的運動を用いた治療
- 屈曲,側屈
- 急性期での治療(疼痛の軽減を目的とした治療)
- トラクション(牽引)
- オープニング 他
- 模擬ケースの治療
- 治療の進行
- 予後の考え方