入谷式足底板の基礎 〜「荷重タイプと足部誘導」から「足底板作成の実際」〜
下肢の障害の多くは小さなメカニカルなストレスの繰り返しにより,障害を発生させ,また疼痛を誘発させています。このメカニカルなストレスを減じなければ決して良好な結果を得ることはできません。唯一地面に接する足部を制御する足底板は,身体運動の中でのさまざまなストレスを減ずることが可能なために,リハビリテーションとして有効な治療手段となります。
そこでこのDVDでは,足底板の概要,荷重タイプと足部誘導の示唆,足底板作製のための直接的評価,足底板作製の実際について紹介しています。足底板療法の第一者である入谷誠氏の実技と解説による,足底板療法の神髄をご覧頂くことができます。また足底板の面白さも実感していただけることでしょう。
入谷式足底板の特徴
- テーピングやパッドを用いた評価から,足部関節肢位および高さを決定し,作製すること(足底板作製のための直接的評価)
- 歩行動作を中心に,さまざまな動作の中で評価・微調整を行うこと
- 身体全体の動きをコントロールするために,左右両側へ作製することを基本とすること
- 個人個人の荷重タイプを分類し,そのタイプに応じた足部誘導をすることを基本とする
実技・解説:
入谷 誠(理学療法士/足と歩きの研究所 代表取締役)
入谷式足底板の基礎の内容(74分)
はじめに
入谷式足底板の概要
- 足底板(インソール)とは
- 入谷式足底板の特徴
- 入谷式足底板の作製過程
荷重タイプから足部誘導の示唆
- 荷重タイプの示唆(立ち上がり動作)
- 荷重タイプと足部誘導
- ST関節の誘導
- 第1列の誘導
- 第5列の誘導
- 内側楔状骨矯正誘導
- 果部の誘導
- 第2列~第4列の誘導
足底板作製のための直接的評価(基礎)
足底板作製の実際(基礎)
- マーキングと書き込み
- 足へのマーキング
- アーチパッドへの書き込み
- 中敷きベースへの書き込み
- 研磨の実際
- アーチパッド部分の構成
- 果部誘導と足底板処方
- ST関節の誘導と足底板処方
- アーチパッドの研磨(形状を整える前の研磨)
- 研磨の手順(全体を整える研磨)
- ST関節回外・回内誘導
- 第1列の誘導と足底板処方
- 内側楔状骨矯正誘導と第1列の処方
- 第5列の誘導と足底板処方
- 中足骨レベル横アーチの誘導と第1列の処方
- アーチパッドを中敷き裏へ貼付
- アーチパッド部分の微調整
まとめ