運動連鎖センタリング「CORE」アプローチ
- 最新の体幹・CORE理論とアプローチを学ぶ!
- 体幹機能を活性化して身体機能障害の改善を促す!
- 内在的運動連鎖と観察的な動作分析による効果的なアプローチ!
理学療法における機能障害を考えるとき,運動連鎖の理論とアプローチの必要性が高まっています。運動連鎖とは,その名の通り運動が鎖のように連なっていくことであり,全ての動きが運動連鎖とも言えます。動きを専門とする理学療法においては,動きの中で機能改善を図っていくことが重要となります。
このDVDでは,体幹機能の三原則となる軸・丹田・スタビリティの形成を促す運動連鎖アプローチについて,その理論と評価・矯正の方法を詳しく解説しています。
「体幹システムと呼吸コントロール」では,運動連鎖の理論をパワーポイントの画像を用いながら分かりやすく解説。また,内在的な運動連鎖を整え,しっかりとした身体の軸と丹田を形成するために必要なアプローチを紹介しています。
「上部平衡系と下部平衡系」では,抗重力スタビリティを向上させるために必要なアプローチ,観察的な運動連鎖を実技で解説しています。また,体幹・足・肩甲骨の要素が全て入ったエクササイズも紹介。
筋連結や部分的なインナーやアウターではない全身の調和という概念のエクササイズとなっています。
指導・解説:
山本尚司(運動連鎖アプローチ研究所/理学療法士)
*指導・解説・協力者等の所属は発売時点のものです
体幹システムと呼吸コントロール(68分)
外部観察的な動作分析を臨床で活かすためには,まず内在的な運動連鎖を整える必要があります。ここでは,内在的な運動連鎖を促通するためのパルペーション・テクニックを紹介。丹田と関わりの深い呼吸コントロールシステムと軸の形成に必要な体幹システムを学びます。
運動連鎖概論
- 運動連鎖の効果機序
- 内在的運動連鎖
- 運動連鎖アプローチの臨床展開
体幹システム
- 体幹理論
- コンパートメントシステムアプローチ
- 脊柱起立筋−腹直筋
- 身体軸の評価
- 腰方形筋
- 大腰筋
- 腹横筋ドローイン(腹横筋と身体軸,骨盤のカップリングモーション)
- 腹直筋ストレッチ(座位,うつ伏せ,ボールを用いたストレッチ,評価)
呼吸コントロールシステム
- 呼吸と骨盤
- カップリングモーション
- 骨盤の前後傾に関わる筋肉
- 坐骨−坐圧アプローチ
- 呼吸と横隔膜
- 呼吸と肋骨の動き
- 胸郭呼吸パターン
- 背部−上下後鋸筋
- 胸郭と肩甲帯
上部平衡系と下部平衡系(63分)
観察的な運動連鎖は,実用性のある身体活動につなげるために不可欠となります。
身体の各パーツをバランスよく配置して,そのパーツを意識させることで運動連鎖が成り立ち,重心をコントロールすることが出来ます。
観察的な運動連鎖は,姿勢・アライメント・動作分析が基本となり,姿勢制御・ストラテジーなどの動的な評価が加わってきます。
姿勢制御ストラテジー
上部平衡系
- 肩甲骨下部
- 肩甲骨上部(肩甲挙筋,肩甲舌骨筋,小胸筋)
- 胸骨柄−第七頚椎
- 鎖骨−乳様突起(胸鎖関節,肩鎖関節)
- 肩甲上腕関節(肩甲下筋,棘下筋,棘上筋,肩甲骨スクリーニングテスト)
下部平衡系
- 足底部の床反力アプローチ(評価アプローチ,改善アプローチ)
- 膝−股関節の床反力アプローチ
- 橈骨尺骨−膝関節システム(脛骨,腓骨)
- 距骨下関節−立方骨システム(姿勢制御アプローチ,距骨・踵骨,立法骨)
- 足趾−立方骨システム
- 重力コントロールシステム