山口光國の「肩のセラピー」実技編 〜徒手での理学療法評価と対応〜
- 患者さんの肩と,どう向き合うか!
- 肩関節複合体としての動きを理解する!
- これで肩関節の診方が解る!
肩関節障害に対する理学療法は,身体機能にかかわる全ての因子について理解する必要があり,そしてどのように対応するかを見極めるためには,今の機能状態を把握することが大切になります。今の状態を把握するためには得られた情報をもとに推論をたて確認していかなければなりません。
そこでこのDVDでは,徒手での評価と対応をどのように行うかをテーマとし,評価を行う上でのポイント,仮説の立て方,情報の取り方,そして対応の仕方までを,山口光國氏が実技を通して細かく丁寧に説明しています。
様々なケースを取り上げ,評価から対応までの方法を紹介していますので,実際の臨床の場にも応用できる内容となっています。
指導・解説:
山口 光國(理学療法士,健康心理学修士。セラ・ラボ主宰)
群馬パース大学保健科学部客員教授,(株)ワコール人間科学研究所技術指導員,2005年から2年間横浜ベイスターズのフィジカルコーチを務める。
肩の評価の方法(96分)
イントロダクション
- 肩関節の特徴とみるポイント
- 烏口突起
- 肩甲棘,肩鎖関節,肩峰の位置関係
- 触れ方/動きの確認の仕方の注意点
- 基本となるポジション
- scapular plane上,上肢挙上90度(45度)の状態で内・外旋中間位をつくる
- 評価のために手を動かす時の注意点
- 臥位での腕の動かし方
- 肩の評価の方法と動きの特徴(臥位)
- 関節唇損傷が腱に作用して動きを止めている場合
- 上腕骨に対して肩甲骨が動かない場合
- zero position(ハンモック肢位)で肩甲骨の動きをみる
- 結帯動作で肩甲骨の動きをみる
- 肩の痛みの評価方法
- 腱板機能を考慮した評価
- 肩関節における筋力評価
- 肩関節の評価 まとめ
肩の理学療法評価と対応の実際(53分)
- ケース1(胸郭の形状が関係して肩関節の動きが制限されている)
- ケース2(関節内の圧力調整が問題となり動きが制限されている)
- ケース3(上腕骨の動きに対して肩甲骨が動かない場合)
- ケース4(腹部の影響で外転位での動きが制限されている)
- ケース5(背部の緊張の影響で内・外旋の動きが制限されている)
- ケース6(腹部の緊張の影響で,肩関節の動きが制限されている)
- 側臥位での対応の方法(肋間へのアプローチ)
- 患者さんの緊張をとる方法
- 評価から対応:一連の流れ
- 肩の評価と対応:まとめ