リアライン・コンセプト 腰部・股関節編
このDVDでは「リアライン・コンセプト」に基づくリハビリテーションについて紹介しています。私たちの関節には,知らないうちに歪みや異常な運動が起こっており,代表的な関節の問題としては外反母趾,扁平足,膝の回旋異常,骨盤の歪みなどが挙げられます。このような関節の歪みを修正し,再び正常なアライメントに戻すこと,これがリアラインの意味するところです。このシリーズでは,各身体部位別にリアラインの方法を取り上げていますが,今回は「腰部・股関節編」として腰痛や骨盤痛,鼠径部痛に対するアプローチについて,その考え方についてはパワーポイントを使って詳しく解説し,診断・評価,リハビリテーションの方法については実技を交えて紹介しています。「リアライン・コンセプト」に基づくリハビリテーションが,関節の痛みや不調に悩む方に役立つことを切に願っています。
指導・解説
蒲田 和芳
(学術博士,理学療法士,広島国際大学リハビリテーション学科理学療法学専攻 准教授,株式会社GLAB 代表取締役,アオハルクリニック「ゆがみ矯正」外来を担当)
実技協力
- 杉野 伸治(貞松病院理事・リハビリテーンション科長/理学療法士)
- 来住野 麻美(横浜市スポーツ医科学センター,理学療法士)
W63703 腰痛・骨盤痛1(70分)
理想的なアライメントが崩れた状態(マルアライメント)が起こす症状(結果因子)とマルアライメント,そしてマルアライメントを招く原因因子の評価について紹介します。
疾患概要
- 腰痛の原因
- ATM理論
- 腰痛に関連するマルアライメント
- リアラインコンセプトの進行 他
診断・評価
- マルアライメント症候群の疾患概念
- 結果因子
- 結果因子の内容について
- 炎症・疼痛,組織損傷(特殊検査)
- 運動障害:可動域,筋力・筋機能,歩行・動作障害
- 疼痛誘発(減弱)テスト
- 結果因子の内容について
- アライメント
- アライメントと原因因子について
- アライメント評価のポイント:1胸郭
- アライメント評価のポイント:2寛骨
- アライメント評価のポイント:3仙骨
- アライメント評価のポイント:4下肢
- 原因因子
- 筋機能不全,マルユース
- 診断・評価のまとめ
W63704 腰痛・骨盤痛2(60分)
リハビリテーションとしてのリアライメントの方法,得られた良好なアライメントを保つためのスタビライズの方法,そしてコーディネートのトレーニングを紹介します。
リハビリテーション
- リアライン
- 一般的なリハビリテーションの進行とリアライン・コンセプト
- リアライメント:1胸郭(上位胸椎・頚椎の可動性改善,Chest Grippingと下後鋸筋機能不全,胸郭可動性低下)
- リアライメント:2寛骨(骨盤非対称アライメント,恥骨結合不安定性,
- リアライメント:3仙骨(筋緊張伝達異常,仙骨傾斜)
- リアライメント:4下肢
- スタビライズ
- スタビライズとPTS Programについて
- ローカルスタビライゼーション
- スタティックスタビライゼーション
- ダイナミックスタビライゼーション
- コーディネート
- コーディネートの役割
- バランスシューズトレーニング他
腰痛・骨盤痛のまとめ
W63705 鼠径部痛症候群(78分)
鼠径部痛におけるマルアライメント・結果因子・原因因子の評価の方法と,リハビリテーションとしてのリアライメントとスタビライズの方法について紹介します。
疫学・病態
- 鼠径部痛の原因
- Groin Triangle
- 骨盤輪不安定症,他
診断・評価
- マルアライメント症候群の疾患概念
- 結果因子
- 炎症・疼痛,組織損傷
- 筋スパズム
- 運動障害(筋力・筋機能/歩行・動作障害)
- アライメント
- 原因因子
- 解剖学的因子,不安定性,筋機能不全,滑走不全・拘縮,マルユース
リハビリテーション
- リアライン
- 一般的なリハビリテーションの進行とリアライン・コンセプト
- リアライメント:仙骨
- リアライメント:寛骨
- リアライメント:下肢
- スタビライズ
- 仙腸関節
- 恥骨結合
- ローカルスタビライゼーション
- スタティックスタビライゼーション
- ダイナミックスタビライゼーション
- CKCのトレーニング
- バランスシューズトレーニング他
鼠径部痛症候群のまとめ