トム・マイヤーズ Anatomy Trains セミナー2013
- 進化・深化するアナトミートレイン!
- セミナーで学ぶ最新の理論とテクニック!
- 理学療法士,ロルファー,ピラティスト,トレーナー必見!
このDVDは2013年10月に東京で行われたトム・マイヤーズ,2年ぶりのワークショップを収録したもので,アナトミートレインに関する最新の情報を提供しています。今回のセミナーでは,「筋膜のフィットネス」と「構造の支点」の2つのコースを設け,講義および実習を行っています。
「筋膜のフィットネス」のコースでは,様々な医学的資料を交えながら最新のアナトミートレイン理論を詳しく解説しています。「構造の支点」のハンズオンコースは,今回が初めて行なわれるもので,従来の方法をより発展させた理論とテクニックを初公開しています。アナトミートレインの理論と徒手療法のテクニックを実感しながら学ぶ事が出来るAnatomy Trains セミナー2013,全ての治療家の皆さんにとって必見の内容と言えるでしょう。
実技・解説:トム・マイヤーズ(Tom Myers)
*日本語同時解説版
W63718 Part1「Fascial Fitness 筋膜のフィットネス」レクチャーコース
アナトミートレイン理論の基本となる筋膜について学ぶコース。筋膜が機能的な動きのためにどうような役割を担っているかを,最新の資料を用いて詳しく解説しています。筋筋膜の力の伝達,弾性のリコイル,筋膜にある感覚器,筋膜の神経学について考え,筋膜がシステムであることを理解する。
Fascial Fitness 1(81分)
イントロダクション
Fascial Fitness(筋膜のフィットネス)とは
- 筋膜の性質と役割
- 線維芽細胞と筋膜
- 症状のパターン(骨格系,神経筋系,動きの戦略,筋膜系)
- 筋膜の癒着
- 構造の代償への道すじ
- Fitness Leading Edge
- 筋膜は生きていて,反応する
- 筋筋膜の力の伝達,弾性のリコイル,筋膜にある感覚器,筋膜の生理学
- 筋膜のシステム
- 古典的なキネシオロジーモデル
筋膜=コラーゲン性軟結合組織
Fascial Fitness 2(78分)
- 筋の線維と筋膜の線維,筋膜の構造
- 筋膜を1つのシステム(1つのネット)として考える
- 筋膜の層(レイヤー)
- 筋膜の緊張伝達の驚くべき違い
- テンセグリティの考え方
- 筋筋膜の力が伝達するラインを理解する
- アナトミートレイン(スーパーフィシャルアームライン)
- 筋膜の身体を築く方法
- 南北のコネクション(アナトミートレイン/スリング)
- 東西のコネクション(疎生組織の力の伝達)
- 靭帯のコネクション
Fascial Fitness 3(78分)
- 細胞の構造とその動き
- 結合組織/筋膜の構成要素
- スポンジ状の筋膜の特性
- より良い筋膜の身体をつくる方法とは
- 弾性のエネルギーを引き出すエクササイズ
- 筋膜の要素である弾性リコイル機能
- 筋膜組織の弾性貯蓄機能
Fascial Fitness 4(97分)
- 筋膜トレーニング:筋膜の最も重要な要素へのストレッチローディング
- より良い筋膜の身体を作るには,長い筋筋膜のチェーンを働かせる
- 弾性リバウンドの利用
- 準備のための対抗運動
- 筋膜の神経学
- 感覚器としての筋膜
- 筋膜に存在する感覚終末
- 筋紡錘/ゴルジ腱受容器
- より良い固有受容器の感覚を与えることで筋筋膜の痛みを軽減する
- 基質の水和を尊重する
W63719 Part2「Structural Fulcrums 構造の支点」ハンズオンコース
「構造の支点」とは,生体力学的な自己制御に関するキーポイントに対して,指,手,ツールを使用して圧を加えることにより,身体の再調整を可能にするメソッドです。このテクニックは,トム・マイヤーズの40年間の施術経験から生まれたもので,ここでは,その中でも重要となる7つのポイントについて紹介しています。
Structural Fulcrums 1(114分)
- イントロダクション
- 動きと安定の媒体
- 皮膚から骨までの層(レイヤー)について
- 層(レイヤー)を感じるためのアプローチの方法
Structural Fulcrums 2(56分)
構造の支点における「ポイント」について
- ポイントを見つける:距舟関節の下方,内側アーチの中間
- 方向:足を内顆の方向に向かって上方へ
- 足部の構造
- 足部と身体全体のラインとの繋がり
- ポイント#1のアプローチの方法(デモンストレーション/実習)
- ポイント#1の重要性
Structural Fulcrums 3(95分)
- ポイントを見つける:腓腹筋の内側頭と外側頭の間の区分の下端
- 方向:下腿部に向かって真っ直ぐ前方に
- ポイント#2のアプローチの方法(デモンストレーション/実習)
- ポイント#2の重要性
- ポイントを見つける:薄筋と大内転筋の間,坐骨枝後部の直ぐ下側
- 方向:股関節の内側に向かって上方,外側
- ポイント#3のアプローチの方法(デモンストレーション/実習)
治療についての考え方
Structural Fulcrums 4(103分)
イントロダクション
- ポイントを見つける:上後腸骨棘(PSIS)の内側
- 方向:仙腸靭帯背側に向かって前方,外側へ
- 仙腸関節の構造
- ポイント#4のアプローチの方法(デモンストレーション/実習)
- ポイントを見つける:T6-7の両脇,中心線から約3cm離れたところ
- 方向:肋椎関節および肋横突関節に向かって前方,やや外側
- ポイント#5のアプローチの方法(デモンストレーション/実習)
Structural Fulcrums 5(98分)
- ポイントを見つける:鎖骨内側の下側,第一肋骨に近いところ
- 方向:後方,内側からスタートして外側へ
- 胸鎖関節の構造と機能
- ポイント#6のアプローチの方法(デモンストレーション/実習)
- 「ポイント#1: 後脛骨筋遠位付着部」ローアーチ,ハイアーチ
- 「ポイント#3: 小転子/股関節の内側」
Structural Fulcrums 6(55分)
テンセグリティの考え方
- ポイントを見つける:後頭骨の下側,項線及び半棘筋の前方
- 方向:頭頂に向かって上方へ
- ポイント#7のアプローチの方法(デモンストレーション/実習)
補足となる頭蓋のポイント(アステリオン,ブレグマ他)