筋骨格疼痛症候群治療のためのヤンダ ・ アプローチ 〜 機能的なアプローチの概論と評価の実際 〜
- チェコのリハビリテーションの父,ヤンダ氏が提唱した「ヤンダ・アプローチ」の基本概念!
- マッスル・インバランスを改善し,運動パターンを正常にする!
- 臨床でよく見られる筋骨格異常に対するアプローチ!
慢性的な筋骨格の疼痛は,マッスル・インバランスによる機能障害を引き起こし,運動パターンを崩してしまいます。ヤンダ・アプローチでは,全身的な評価を行い,痛みの因子や誘発要因を特定します。そして,筋の協調性,収縮,活性化を整えることで痛みを軽減し,運動パターンを正常にするために働きかけていきます。理学療法士や作業療法士の方はもちろん,日々,身体のコンディショニングにあたるトレーナーの方にとっても非常に役に立つ内容です。是非,このDVDでヤンダ・アプローチの理論を学び,お役立ていただければと思います。
ヤンダ・アプローチとは
チェコの神経学者・リハビリテーション医のブラディミア・ヤンダ氏が提唱したアプローチ。筋や神経等に対し個別に治療するのではなく,姿勢や運動パターンなど全身的な評価を行うことでマッスル・インバランスを見つけ,中枢神経系と筋骨格系からアプローチしていく方法で,様々な障害に対して活用することが出来る。
実技・解説:
Clare Frank クレア・フランク(DPT,MS,OCS,FAAOMPT)
ヤンダ氏の直接指導を受け,現在は,その豊富な臨床経験・教育経験を活かし,臨床インストラクターとして世界各地で活躍。
監修:
小倉 秀子(PT,DPT,MTI東京主宰)
筋骨格疼痛症候群に対する機能的なアプローチ(80分)
ここでは,ヤンダ・アプローチを実践するにあたって必須となる機能的なアプローチの概論を解説します。評価と治療の基礎となる重要な考え方です。
イントロダクション
機能的なアプローチ
- 構造と機能
- 機能障害とマッスル・インバランス
- 安定性と運動性のバランス
- フィードバック,フィードフォワード
- 筋スリングと連鎖
- 姿勢連鎖
- 筋の分類
- 緊張系と相動性系
- マッスル・インバランスによる2次的な障害
- リハビリテーションのゴール
筋骨格疼痛症候群の評価(29分)
評価では,様々なテストから緊張・短縮した筋,弱化した筋を鑑別し,治療へと繋げていきます。ここでは実技で評価の方法を解説します。
評価の概要
評価の実際
- 股関節伸展テスト
- 起き上がりテスト
- 頚部屈曲テスト
- 肩関節外転テスト
- 股関節外転テスト
- 腕立て伏せテスト
評価の実際(仮説の立証)
- 股関節伸展テスト
- トーマステスト変法
- トーマステスト変法(短縮している筋の鑑別)
まとめ