頚部機能障害に対する評価と徒手的治療
- 頚椎の評価と徒手的治療手技,完全マスター!
- 多種多様なテクニックを網羅,これで頚部痛を克服する!
頚部痛を生ずる疾患としては,頚椎椎間板ヘルニアや頚椎捻挫などの頚椎柱疾患や,神経疾患,胸郭出口症候群など様々なものがあり,多くの人々がそれらの疾患を抱えています。頚部は非常に繊細な部位であり,その評価,治療を行う上では,頚椎に対する正しい理解と細心の配慮が必要となります。
そこでこのDVDでは,頚椎の構造に関する骨,関節,筋,および頚部痛疾患について詳しく解説し,その後,実際の評価,治療の方法を紹介しています。「評価」においては,評価の内容とその手順から,基本的な3診,頚部の運動評価と機能評価について紹介。また,徒手的な治療手技としては,姿勢矯正や頚椎の牽引,椎間関節自然滑走法,モビライゼーションなどの頚椎テクニック,スリングを用いた手技など,数多くの治療法を取り上げています。ここで紹介する評価・治療の方法は,頚部痛に対処するためのガイドラインと言える内容ですので是非マスターしてください。
実技・解説:
板場 英行(理学療法士)
W63770 評価と徒手的治療:概論/評価学1
- はじめに
- 骨学頚椎の基本構造,頚椎の触診部位,頚椎の徒手的治療に必要な骨標示点
- 関節学環椎後頭関節,環軸関節,上位頚椎の靭帯構造,頚椎椎間関節の特徴,頚椎の正常可動域,頚椎の関節包内運動,頚椎の動き
- 筋学頚部筋群の構造,後頭下筋,頚部深層筋
- 症候学頚部痛を生ずる疾患,頚部痛の起因別比較,筋インバランスに起因する頚椎の姿勢異常
- 「評価学(頚部機能障害に対する理学療法診断学)1」
- 評価のあり方とその内容
- 基本的3診評価:問診の実例,立位・座位での視診
- 頚部の運動評価1
- 自動運動評価(収縮可動要素評価)
- 他動運動評価(関節安定要素評価)
- 抵抗運動評価:等尺性収縮(関節運動要素評価)
- 運動評価の進め方(自動・他動・抵抗運動)
収録時間:78分
W63771 評価学(頚部機能障害に対する理学療法診断学)2
頚部の運動評価2
- 副運動評価(関節包内要素評価):滑り運動,牽引,圧迫
- 複合運動評価(障害要素特定評価)
- 反復運動評価(椎間板要素確定評価)
- 持続運動評価(神経根要素確定評価)
頚部の機能評価
- 頚部安定性テスト(5種)
- 胸郭出口症候群TOS(3種)
- 頚部神経学的徴候テスト(3種)
- 椎骨動脈不全の確認
- 評価のまとめ
収録時間:88分
W63772 治療学(頚椎の徒手的治療手技)1
頚部運動機能障害の徒手的治療実施上のポイント
姿勢矯正
頚椎の徒手的牽引
- 頚椎の徒手的牽引治療のポイント
- 頚椎徒手的牽引の事前操作
- 頚椎の徒手的牽引:第1~第3段階
- 頚椎徒手的牽引:牽引+後退/牽引+後退+伸展+回旋
- 座位での頚椎牽引
頚椎の自己的治療
- 頚椎の自己的治療:頚椎後退運動(立位/座位)
頚椎の徒手的治療
- 徒手他動的治療:後退
- 徒手他動的治療:全体的頚椎屈曲改善のための手技
- 徒手他動的治療:局所的頚椎屈曲改善のための手技(頚椎前方滑り,頚椎後退,頚椎側屈,頚椎回旋)
- 半自動的治療:座位での頚椎回旋
収録時間:69分
W63773 治療学(頚椎の徒手的治療手技)2
スリングを用いた頚椎治療
- スリングを用いた頚椎牽引/側屈/回旋/後方滑り
- 頚椎関与筋リリース手技
- スタビライザーを併用した手技
頚椎治療手技NAGS(椎間関節自然滑走法)
- デバイスを用いた自己的上位頚椎屈曲/伸展/回旋NAGS
- デバイスを用いた自己的下位頚椎伸展/回旋NAGS
- セラピストによる下位頚椎屈曲NAGS/屈曲逆NAGS
- 半自動的治療手技:下位頚椎伸展NAGS/下位頚椎回旋NAGS
頚椎の安定化運動
- 頭長筋・頚長筋に対するスタビライザー(圧バイオフィードバック装置)を用いた手技
- 頚部深層筋に対するボールを用いた手技
- バルーンを用いた頚椎安定化運動:背臥位/腹臥位
- 四つ這いでの頚椎安定化運動
- ストレッチポールを用いた手技
収録時間:58分