手指骨折後の治療戦略
手指骨折の手術後に生じる障害は,可動域制限が主となります。
その要因としては,浮腫,伸展機構の機能不全,関節拘縮などが考えられます。
それぞれの病態,治療方法について解説します。
骨折後の治療の流れと浮腫への対応(57分)
- 構成関節の特徴
- 骨折の発生機序と骨折後の障害
- 屈筋腱の走行
- 治療の流れ
- <浮腫>
- 発生原因
- 着眼すべきポイント
- 治療戦略
- 早期Edemaへの対応
- 手背に生じたEdemaに対して
- アーチ形成テーピング
伸展機構の機能不全と関節拘縮への対応(48分)
伸展機構の機能不全
- 基本構造
- 治療戦略
- ROM制限の治療
- 伸展機構の治療層
- Edemaへの対応
- 圧痛
- 圧痛の特徴
- 側方型
- 特徴
- 虫様筋の機能不全
- 虫様筋の触診とリラクゼーション
- 治療方法
- 背側型
- 特徴
- 骨間筋の機能不全
- 骨間筋の触診とリラクゼーション
- 治療方法
関節の拘縮
- 拘縮への対応
2017
機能解剖学に基づいた手指・肘関節の治療戦略に含まれています。