回復期 脳卒中片麻痺患者の姿勢制御と体幹のコンディショニング 全3巻セット
- 運動学習するための身体づくり=コンディショニング
- 体幹筋コンディショニングのための様々な方法を実技解説!
- アライメント,支持基底面,筋活動,運動連鎖…様々な視点で体幹を診る!
実技・解説
諸橋 勇(いわてリハビリテーションセンター機能回復療法 部長/理学療法士)
脳卒中片麻痺患者は過剰な体幹の固定により体幹の運動性が低下し,これらが四肢の運動を妨げている症例も少なくありません。一方で,体幹にアプローチすることで動作のパフォーマンスが改善する症例がよくみられます。体幹の活動性は様々なところに影響を及ぼし,運動学習や日常生活動作の獲得のベースとなるものです。
また,回復期は身体機能回復が著しく,身体の使い方に偏りが生じやすい時期でもあります。その中で運動学習を効率よく行うためには,「運動学習するための身体のコンディショニング」という概念が大切になります。
このDVDでは,「体幹のコンディショニング」をテーマに,姿勢制御におけるシステム理論,脳卒中片麻痺患者の障害像,体幹のコンディションを診るためのポイント,コンディショニングの実際までを解説します。臨床に即した内容になっておりますので,明日からの臨床にきっと役立つことと思います。
第1巻 脳卒中片麻痺患者の障害像とコンディショニング
- はじめに
- 姿勢制御理論
- 脳卒中片麻痺患者の障害像
- なぜ脳卒中片麻痺患者は動けないのか
- 運動制御の特徴
- 体幹の特徴
- 不十分な体幹がどのようにパフォーマンスに影響するか
- 脳卒中片麻痺患者の体幹コンディショニング
- 体幹のディ・コンディショニング
- 体幹の筋の特性
- 運動学習できる体幹機能
- 体幹筋をコンディショニングする要点
2017.12
(63分)
第2巻 コンディションの診かたとコンディショニングの実際「臥位」
- 体幹のコンディションを診るための基礎
- 背臥位での体幹のアライメント
- 座位での体幹のアライメント
- 立位での体幹のアライメント
- 支持基底面から診た体幹
- ボディイメージの障害から診た体幹
- 筋の状態から診た体幹
- 筋活動から診た体幹
- 運動連鎖から診た体幹
- 腹部の動きから診た体幹
- 腹臥位から診た体幹
- 体幹コンディショニングの例
臥位
- コンディションの診かた
- アライメントの診かた
- 支持基底面の確認
- 呼吸の動きの確認
- 肩甲骨の動きの確認
- 胸郭の動きの確認
- 脊柱の動きの確認
- 動きの硬さの確認
- ブリッジの動きの確認
- プレーシングの確認
- コンディショニング
- 体幹全体のリラクセーション
- 探索活動
- 腹横筋の活動の促通
- 腹臥位で体幹へのアプローチ
2017.12
(72分)
第3巻 コンディションの診かたとコンディショニングの実際「座位・立位」
- コンディションの診かた
- アライメントの診かた
- 支持基底面の確認
- 脊柱のアライメントと筋緊張
- 骨盤の動きの確認
- 前面筋の評価
- 側方・前方へのリーチ
- 上肢の重さの介助
- コンディショニング
- 支持基底面の認識
- 骨盤の前傾
- 体幹の動きを引き出す
- 胸郭の誘導・脊柱起立筋の動き
- 腹部の活動の促通
- お尻歩き
- 腕立て伏せ
立位
- コンディションの診かた
- アライメントの診かた
- 左右・前後への重心移動
- 上肢の重さの影響
- 体幹と下肢の関係
- コンディショニング
- 荷重感覚の獲得
- 腹圧を一定にする
- 腹横筋の活動の促通
- 体幹の動きを引き出す
- 質量配分を意識する
- 腹部の活動の促通
- 歩行で体幹機能を理解する
2017.12
(84分)