1日でキックがうまくなる方法
片足でバランスを取れない子どもが増えています。軸足でしっかりと立ち,全身のエネルギーを使って蹴る。近年話題の「コーディネーショントレーニング」をベースに,キック力アップのドリルを紹介します。
- 監修:川本竜史(大東文化大学講師,学術博士)
- 出演:
- アテナアクアメイツ(小学5,6年生男女9名)
- 永野智久(慶應義塾大学 サッカー部OB)
- 岩月基洋(慶應義塾大学 F.C. Pierrot)
- 中田一三(元横浜フリューゲルス,ジェフユナイテッド市原)
- 時間:45分
*指導・解説・協力者等の所属は発売時点のものです
股関節をダイナミックに動かし全身のエネルギーを足に伝える。その科学とは?
しっかりと片脚で立ち,上手に「蹴る」ことができるようになるためのスポーツ科学的なヒントを,コーディネーションドリルとしてまとめました。子どもたちと楽しみながら,その効果を体感して下さい。蹴る動作は,サッカーだけでなく,さまざまなスポーツ・運動の基本です。この基本動作の改善を目指すドリルを 6つのテーマ別にハイスピード映像と3DCGアニメーションを交えて,分かりやすく解説しています。2大特典映像付き!
ドリルは簡単,誰にでもできます
子どもたちはもちろん,大人にも有効なコーディネーションドリルです。学校で,スポーツクラブで,親子で,皆で楽しみながら実践できます。
最新のスポーツバイオメカニクスの知見に基づくドリルで効果は実証済み
蹴る動作に関する最新のスポーツ科学の成果をドリル化, 小学5,6年生に指導,たった1日で動作改善した様子を収録しています。
得点映像1:元Jリーガーによる模範キック集
元Jリーガー中田一三選手の模範演技を映像収録。インステップキック,インフロントキック,アウトフロントキック,インサイドキック,バナナシュート,ボレーシュートなど迫力あるキックをご覧いただけます。
得点映像2:3DCGアニメーションでドリルを解説
3Dマッスルシミュレータを使用しキック動作を科学します。 股関節の動き,筋肉を3DCGで表現し,キック動作のポイントをビジュアルで解説します。
1日でキックがうまくなる方法の内容
- キックオフ:「ドリル前の測定」よいキックをするためには?
- ドリル1:「軸脚を安定させる」片脚でしっかり立つには?
- ドリル2:「軸脚でしっかり踏み込む」しっかり踏み込み,ボールに負けない
- ドリル3:「足首を固定してミートする」足の甲を伸ばし固定して,ボールの中心を蹴る
- ハーフタイム:「PK合戦」ドリル1−3の効果は?
- ドリル4:「股関節を大きく動かす」全身の力を使うためには?
- ドリル5:「体を大きくひねる」体のひねりが股関節を大きく動かす
- ドリル6:「ムチのように蹴る」股関節で生み出したエネルギーを脚へ伝達する
- ロスタイム:「ドリル後の測定」ドリルの効果は?
監修者の言葉
「どうしてできないんだっ!」みなさんはじょうずに運動できない子どもたちを感情まかせにしかってはいないでしょうか?個人差はもちろんありますが,子どもたちはみんな「コツ」さえつかめば,みるみるじょうずに運動できるようになるはずです。
大東文化大学講師,学術博士 川本竜史
基本動作を身につけさせたい
体を動かすことには慣れている子どもたちですが,蹴るという当たり前の動作を習うのは,今回が初めてのようでした。スポーツ指導の現場に立つ者にとっても,蹴るという動作の基本を子どもたちの興味をひきつつ,分かりやすく指導する方法が理解できました。子どもたちには今後もドリルを続けて,基本動作をしっかりと身につけてもらいたいですね。
アテナアクアメイツ代表 西村考広
紹介する運動について
体調,環境によりワークの効果については個人差があります。体力,体調に合わせて行って下さい。ワークを行う際はケガや事故などが起こらないよう周囲も含め十分な安全確認をしてからはじめて下さい。また,気分がすぐれないと感じた時はただちに中止して,医師の診断を受けて下さい。