陰極線管ホルダー・S 型
陰極線管(U18553~U185711),ヘルムホルツコイル(U185051),補助コイル(U19106)といった陰極線の実験器具を取り付けることができます。この陰極線管ホルダーには5極のソケットが備えられているため,4mmジャックを通じてほぼ全ての陰極線管を容易に接続することができます。熱陰極は陰極保護回路により過電圧から保護されているので,電子管の操作,交換を安全かつ容易に行えます。
ヘルムホルツコイルは陰極線管ホルダーの土台部分にある2箇所のスロットに固定することができます。各スロットには目盛りが書かれているので,コイル間隔を最大15cmまで正確に調整することができます。また,補助コイルは陰極線管ホルダー前段部分に挿入することができます。
S型陰極線管の特徴
S型は陰極線管ホルダーにソケットがあるため,複雑な配線の取り回しは不要です。陰極線管と電源コードを接続する必要はありません。陰極線管をホルダーに差し込むだけで簡単に実験ができます。
電離放射線について
観察用加熱陰極管には,500V以下とそれ以上の電圧で作動するものもありますが,5kVまでなら管球外での電離放射線は発生しないので,放射線保護対策を施す必要はありません。
製品マニュアルの記載言語:日本語,英語,ドイツ語